部員キョウです。
最近は学校が始まるのが怖くて夜もぐっすり寝れてまーす。
さて、話は変わってこの間、3月17日18日に自転車で名古屋まで行ってきた。
安定して大雨で、本当は名古屋市内でテント泊の予定だったのがいざ装備を自転車に積んでみると、
アッホみたいに重い
というこで「心折れたわー」と名古屋市内のネカフェなりなんなりに止まることを決断。プロモンテを玄関に打ち捨てて家を出た。
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行きはこんな感じで三条通り→滋賀→岐阜、関ヶ原→名古屋というルートを通る。
左手に伊吹山を望みながらのサイクリングはとてもとても…
クソッタレ!
大雨+強風、真横を駆け抜ける大型トラックの恐怖に精神も体力も持って行かれてしまう。
往路から早くも幸先が不安になってくるな…
ま、しかしそこは1日目。
ミナギる気合と若さで何とか名古屋市内に陽が落ちるギリギリに到着。
今回の目的である「登山」のポイントまではもう少し自転車を漕がないとならないので先へ進まなくてはならない。
途中で名古屋城を通ったのだが城内へ入る門が閉まっていて遠巻きにしか見れない。
んー
せっかく名古屋まで来たんだから名古屋城が見たい…
みんなに名古屋城の写真を見せてあげたい…
んー
せめてシャチホコだけでも…
これで我慢して。
さっさと目標ポイントへ急ぐ。
着いた!!!
喫茶マウンテン!!
言わずと知れた数々の「難所」メニューが並ぶ喫茶店である。
人はこの喫茶マウンテンを山と呼び、メニューを食すことを登山と呼ぶのだ!!
僕が今回名古屋へ、わざわざ自転車で、一人できたのもこの喫茶マウンテンを登山するためなわけだ。
不毛。
10時間以上も自転車を漕ぎ続けてきて超空腹な僕が注文したのはこれ!
甘口いちごスパ
見た目のインパクトもさることながら、この麺に絡むピンクソース、そしてこの麺自体にいちごの味が
ねじ込まれている。
人の目さえなければ、一口くちに入れた瞬間ボゲェと吐き出してもいいような、難しさ。
1口1口が命を削るような、まさに登山のように一歩一歩頂上へ上り詰めていくような感覚で食す。
いつ胃が「やめてくれ」とギブアップのためにタオルを投げる代わりに、今まで胃に流してきたいちごスパを投げ返してきてもおかしくない。
涙目でなんとか完食した頃には食欲が見事に消え去っていた。
探検部の意地で食べきる。
ボコボコにされてなんとか登山終了。
お会計を済ませる。いちごスパは冬春限定でお値段は1000円、この経験ができるなら1000円は安いと考えるべきか、1000円払えば帰ることを許してもらえるんだし安いと考えるべきか。
まぁどっちにしろいちごスパには負けることなくやっつけられたので自分で自分を褒めてあげたい。
駐輪場にどうやら旅をしているらしい自転車が停められていて、僕と同じように遠方からここまで戦いに来た猛者がいるのかと少し感動していたのだが、帰りにばったりと駐輪場で会った。
なんでも東京の高校生らしくて、東海道を制覇する!
とかアホみたいなことを言ってた。
実に探検部っぽくて優秀!
彼らはいい部員になるだろうね。
マウンテンを出ると胃が安心して一気に吐きかけてしまう、ポーズ。
2人はクロスバイクにパニアと野宿セットを分けて走る。
1人はマウンテンに野球部のあのデッカイカバンをくくりつけて走っていた。
このへんがやっぱり高校生っぽくてたまらなくいい。
大学生のやるバカと高校生のやるバカの差をじわっと感じてしまう。
僕が高校生のときもエナメルバッグにパンパンに荷物を積んでママチャリであっちこっちへ行っていた時のことを思い出す。
感傷もそこそこにマウンテンを出発、高校生たちとも別れる。
また登りに来るぞ…
彼らは雨でぐっしょりの公園で野宿か。
MTBの彼が「まじあんな飯ありえねーよ!明日はぜってーフォルクスでステーキ食うぜ!」と叫んでいた。
夜の名古屋に4人の「あまーい」ため息が消えていく
名古屋は道がとても広くて自転車も走りやすい。
ただ車のスピードが半端無くてコワい。夜は特におとなしくしてるのが吉。
夜の名古屋駅。どろどろのチャリ、ドボドボレイン姿の僕とは対照的に華やかである。
復路に続く